CIDR 表記(10.20.0.0/14)は暗号のように見えますが、表しているのは単純なことです。先頭のビットが共通する、連続したアドレスのブロックです。
スラッシュの後ろの数字
IPv4 アドレスは 32 ビットです。スラッシュの後ろの数字であるプレフィックス長は、そのうち何ビットがネットワークを表すかを示します。残りのビットは、その中のホストを表します。
/24→ ネットワーク 24 ビット、ホスト 8 ビット → 2⁸ = 256 アドレス/26→ ネットワーク 26 ビット、ホスト 6 ビット → 2⁶ = 64 アドレス/30→ ホスト 2 ビット → 4 アドレス
プレフィックスに 1 ビット加えるごとにブロックは半分になり、1 ビット減らすごとに 2 倍になります。
サブネットマスクも同じもの
古い設定ではサブネットマスクを使います。ネットワーク部のビットをすべて 1 にしたアドレスの形でプレフィックスを書いたものです。/24 は 255.255.255.0、/26 は 255.255.255.192 です。一部のルーターの ACL で使うワイルドカードマスクはその反転で、/24 なら 0.0.0.255 です。
ネットワーク、ブロードキャスト、使用可能なホスト
192.168.10.77/26 を例にします。
- ブロックの大きさは 64 なので、ブロックは .0、.64、.128、.192 から始まります。
- .77 は .64 から始まるブロックに入る → ネットワークアドレスは
192.168.10.64。 - ブロックの最後のアドレスがブロードキャストアドレス:
192.168.10.127。 - その間が使用可能なホスト:
.65 – .126の 62 アドレス。
特殊なケースが 2 つあります。/31 にはブロードキャストがなく、ポイントツーポイント回線では両方のアドレスを使えます。/32 は単一のホストです。
ネットワークを分割する
10.0.0.0/22(1,024 アドレス)を 4 つの同じ大きさのサブネットに分けるには、プレフィックスに 2 ビット加えます(2² = 4)。すると 10.0.0.0/24、10.0.1.0/24、10.0.2.0/24、10.0.3.0/24 の 4 つの /24 ができます。重ならない限り、大きさの異なるサブネット(VLSM)も作れます。
IPv6 も同じ、数が大きいだけ
IPv6 も同じ表記を使います。違いは慣例にあり、1 つの LAN は /64、拠点には通常 /48 か /56 が割り当てられます。ブロードキャストアドレスがないので、プレフィックス内のすべてのアドレスを使えます。
計算はツールに任せる
CIDR 計算ツールは、入力に合わせてネットワーク、ブロードキャスト、マスク、使用可能な範囲、2 進数の内訳を表示します。サブネット計算ツールは、IPv4・IPv6 のネットワークを同じ大きさのサブネットに分割します。任意の範囲を CIDR ブロックに変換するには IP 範囲 → CIDR を使ってください。